マルチ商法の優れている点
マルチ商法というのは、ビジネスモデルとしては素晴らしいものです。
何故素晴らしいか、例を出して説明します。
普通の会社の場合
普通、会社というのは「製品」や「サービス」を売り、その対価として、「お金」を貰います。
そして、この「製品」や「サービス」というのは、「勝手には」売れません。(当たり前ですが)
例えば、もし全く見知らぬ会社の見知らぬ商品がコンビニ等に売られていたとして、あなたなら買いますか?たぶん買わない人が多数だと思います。
というか、そもそもそんな商品を店頭に並べる様なリスキーな事はコンビニはしてくれません。
なので、会社は新しい「製品」や「サービス」を作った販売したい場合、まず「宣伝」します。
宣伝の方法としては、テレビCMや雑誌・新聞、街頭CM、色々有りますが、いずれも「お金」が掛かります。
重要なのは、「宣伝したからと言って売れるとは限らない」という点です。
そしてこれらの商品を、他の企業が「買いたい!」と言って、買ってくれたとしても、買ってすぐ現金収入が入るわけでは有りません。
企業が企業の商品を買う場合、「製品」や「サービス」を先に納めるのが一般的です。
また、その代金を支払う方法としては、現金で「はいどうぞ」というわけではなく、通常、「手形」というもので支払います。
この「手形」というのは、何ヶ月後か先でないと、現金に替えれない仕組みとなっています。(銀行で現金に替えてもらえる)
しかし、もしその手形を現金に変える前に、手形を発行した会社(商品を買った会社)が倒産してしまった場合、その手形は紙切れとなり、現金は回収出来ません。(これを「不渡り」という)
また、現金が回収できたとしても数ヶ月先になるので、その間は「儲け」が入ってこない状態となります。
これは非常に問題です。
何故なら、例えば、元手が100万しか無い場合、100万のモノを作って、100万の利益が出して(売上200万)、それを元に製品を作ったり、従業員の給料を払ったりする予定だった場合、翌月からは「何も作れない(サービスを提供出来ない)」状態になるからです。
ということで、普通の会社のリスクをまとめると以下のようになります。
- 先行投資(宣伝)したからと言って、必ず利益が出るわけじゃない
- 手形(売掛金ともいう)を回収出来ないリスク
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マルチ商法ビジネスの場合
マルチ商法(ネットワークビジネス)の場合、上記のリスクが存在しません。
まず、大々的に宣伝をしなくても、ディストリビューターが代わりに宣伝してくれるので、会社側が製品を作るだけで良いのです。
更に、ディストリビューターに商品を販売する際、ディストリビューターの支払い方法が「銀行振込」や「クレジットカード」などの「現金支払い」である為、「不渡り」のリスクが存在しません。(売ったら即、現金収入になる)
更に、こういうネットワークビジネス会社の製品というのは大体、OEM生産(他の会社に代わりに作って貰ってる)なので、設備投資の為の大掛かりな資金というのも必要有りませんし、研究開発をして新しく製品を開発する!というのもほとんど有りませんので、借金をする必要が有りません。
ネットワークビジネス会社に「無借金経営」が多いのは、当たり前といえば当たり前の事なのです。
この仕組で赤字になるのは、経営陣が相当の無能な場合だけです。